突然の別れ

2014.08.23

お盆の時期に台風の直撃を受けたり

九州、四国、そして現在は広島に

甚大な被害をもたらしている大雨

今なお行方不明になっていらっしゃる方たちが

早く家族の元へ帰られることを祈っています

 

 

 

私の地元は新盆にお墓参りをするので

旧盆にお休みをとることはなかったのですが

今年は同窓会があったこともあり初めて8月の旧盆に夏休みをとりました

 

そんな今年のお盆は父も私も例年になく

色々な珍しい方とお会いできた幸せなお盆でした

 

しかし

その数日後に

突然の別れが待っているとは夢にも思いませんでした

今にして思えば私が旧盆に夏休みをとることも

珍しい訪問客も何か虫の知らせだったのかもしれません


父は、2年前から前立腺癌を発病し

すでにその時点で骨にまで転移していました

決して弱音を吐かない人でしたが

自分が癌になるなどと微塵も思っていなかっただけに

そのショックもかなり大きかったようです

 

癌といっても高齢であればあるほど進行も遅く

薬と注射だけの治療で済みましたので

急激に変わったということもなく

毎日一緒にいる私には普段となんら変わることない父のままでした

発病後も二人でいろいろなところへ旅行しましたし

元気に歩き、今年の春先までは自分で運転もこなしていました

 

ただ、確実にその病魔は少しずつ少しずつ父の体を蝕んでいたようで

今年になって急に足腰が弱まり

外でも、家の中でもしょっちゅう転ぶようになりました

それでも、食欲もありましたし

晩酌も嬉しそうに嗜んでおりました

 

倒れた当日のお昼も電話で話し

多少体調が悪いと言ってはいましたが

暑さのせいだと軽く考え

帰ったらいつものように一緒に晩酌をしようと思っていました

ところがその夕方

ベッドから落ちて寒くてだるいと言って

救急搬送され

その12時間後に

信じられないくらいの早さで

あっけなく逝ってしまいました

 

すでにかなり重篤な状態だったようでした

我慢の連続だった人生

最後の最後も我慢に我慢をして耐え続けていたのかと思うと

胸がはりさけそうです

 

本人が親と妻の介護でとても苦労をしてきたので

子供の手を煩わすことなく逝きたいと望んでいた通りの幕の下し方でした

予期せぬあまりに突然訪れた別れに茫然自失。

本人にとっては長患いすることなく一番理想的な形で母の元に逝けたことが

せめても救いですが 

なんで気づいてあげられなかったのだろう

なんで休んであげなかったのだろう

なんでもっと優しい言葉をかけてあげなかったのだろう

なんでなんで

後悔ばかり。

家族といえども一期一会。

 

倒れてから一睡もせずにそばに付き添い

帰らぬ姿で我が家に戻ってから

悲しさに浸る時間もなく来客に追われ

その日のよる遅くに父のそばで横になったけれど

自宅に戻った白い布をかぶせられた父の姿をみても

現実と夢の区別がつかず不思議空間を彷徨っているみたいで

いまなお夢をみていて

眼が覚めたら父のいる当たり前の日常に戻る気がしてなりません

 

あんなに雨男だった父の

通夜も葬儀も納骨も

まったく雨とは無縁で

葬儀の日の夕焼やけ空がそれはそれは美しく

真っ赤に西の空を染め

おもわず足を止めて父を思いながらただただ見入ってしまいました

 

黄金色の空の上で4年ぶりの母との再会デートを楽しんでいるに

ちがいないと思えば私の悲しみも少しは軽くなります

 

花嫁姿も孫も見せてあげられなかった親不孝は

他のどんなことをしても埋めることはできないけれど

来世でまた父の娘で産まれてくることができたら

孫を見せてあげるからね。。。

 

ごめんね

本当に本当にいっぱいの愛情をありがとうございました

母と一緒にずっと見守っていてくださいね。

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コメント: 2
  • #1

    ありす (火曜日, 26 8月 2014 14:59)

    こんにちは
    去年11月の雑貨×作家で おとなりだったものです
    このたびは お悔み申しあげます。
    ずっと ブログを見てて 気になっていました…。
    そうだったんですね
    大変でしたね
    人懐こい笑顔のお父様の姿を思い返します
    実は 私も今月 父を見送りました。
    いろんな思いがめぐります
    ブログにとても共感しました。
    すこしづつ すこしづつと自分に
    言い聞かせてます
    また どこかでお会いできますように


  • #2

    choccori (火曜日, 26 8月 2014 20:56)

    ありすさま
    その節は大変お世話になりました
    ありすさまもお父様を見送られたのですか?
    いつかくることとはわかっていても
    いざその時が訪れると
    まったく準備も覚悟もできていなかったことに唖然とします

    今日から社会復帰し、もう涙も封印したのですが
    いつも帰宅時には「おかえり」と出迎えてくれた父がいない
    真っ暗な居間に戻った時は、さすがに号泣してしまいました

    身近な人を送るさみしさは経験したものではないとわかりませんね
    時間はかかるかもしれませんが
    すこしずつお父様がありすさまに笑顔を戻してくださいますよ、きっと。

    私もそう信じています。
    いつかお目にかかれる日がくるまで
    どうぞご自愛ください。